2012.01.31 01:47201201302578 助手席は囚われた檻のようでした君を許容した夜の高速2577 暖色の言葉はモノトーンの壁をすり抜け染みる 傷になるため2576 手のひらを許してしまった罰かしら掴まれた心臓の軋みは2575 嘘だとも気づかぬ嘘を重ねてく君は優しい狼だった2574 気にならないことはないんだ気にしないふりばかりうまくなって褪せてく2573 ちくちくと言葉のトゲは自らの内側を刺すための衝動
2012.01.29 08:14201201272570 届かない距離と心を埋めるため発熱してる言葉で触れて2569 眠る前「バカ」ってひとつ呟いた 連絡のない一日の果て2568 約束は積み上げるためにあるんだね またひとつ積む君に微笑む2567 信じてはいけない人だ「特別」も「すき」も「本気」も温かな手も2566 ねぇそんな愛しい努力をさせるほど君の心を浸すのはだれ
2012.01.27 04:15参加します(こはぎ)今年も「題詠blog2012」参加します。拙いものしか詠めませんが、とりあえず完走することを目指して!!去年の初参加から、いつの間にか1年経っていたのだなぁと驚いています。3月末に完走を終えたので、すっかり忘却の彼方でした。時間が流れるのは早い…。今年も100首完走を目指して…詠み切れるのかどうかわかりませんが、「参加することに意義がある」精神で頑張ってみます。(*`ω´)キリッ※今後、「題詠blog2012」のカテゴリのついたものはこちら→「題詠blog2012」のイベントのためのものです。100首完走目指して頑張ります!(`・ω・´)ゝ
2012.01.26 03:01201201242565 気遣いと素直さとほんのひとさじの強引さ持つ最強の君2564 言葉という言葉すべてに諭されている気がしてる低空飛行2563 降る雪に隠した熱を見逃して欲しい隣に居られないひと2562 何度でも自ら傷をつけにいく痛みをもらうための関係
2012.01.26 02:58201201232561 外に出た途端泣きだす曇り空 多分嫌われているの いいけど2560 軽い髪冬に晒して歩くから乾いた頬に雨よ落ちるな2559 新快速電車を待つのできるだけ早く君から遠ざかるため2558 新聞を取らなくなってゲンジツは好きなものだけで溢れて死んだ2557 新しいわたしに変わるため古いわたしを捨てる素振り100回2556 新しい朝が始まる日にやっとひとつさよなら夢にいた僕 ☆2555 闇が降る前に逃げ込む夢という痛くも悲しくもある世界-----------------------------------------------------------☆印は他の方への返歌として詠んだ歌です。
2012.01.22 02:57201201212554 抱きしめてごめんねと繰り返してた夢でわたしはやっと生きてた2553 嫌いにはなれないひととの別れなら自分を嫌いになるしかなくて2552 開いてく温度差に気付けないまま歩き続けた繋いだ手と手2551 ぱさぱさと髪束は散る 停滞と焦燥だった記憶(さよなら)2550 からっぽがからっぽである理由すらなにひとつないからっぽ具合
2012.01.18 04:53201201172548 人参で溢れたオレンジカレーならおひさまひとさじ分け合うふたり ☆2547 じゃがいもの入っていないカレーでもカレーと呼んであげる礼節2546 かくれんぼしてみる少し不安気な君の表情見てみたくって2545 キャンディは今日はないのとポケットに溜めた飴玉見ないふりして2544 おとなだと誇らしげに言うおとなとは何かを知らぬ可愛いあのこ2543 誰でもない私になろう今日もまたわたしが居なくなる朝がくる2542 遠い日に決めた約束忘れ去り手を伸ばしては濁らせたひと-----------------------------------------------------------☆印は他の方への返歌として詠んだ歌です。
2012.01.17 02:28201201162541 無理をしていたと気付いた温かな湯船に脚を投げ出したいま2540 かけ違うボタン かけ直す手を払う勇気だなんて言えない弱さ2539 オレンジの青さを真似てみたくって不完全さに見出す美とか2538 ひとつひとつ指を解いてしがらみを切り離しては増やす傷痕2537 しがらみが増えていく日々 正しさに組み込まれていくわたしのかけら2536 もうなくていいのグラスを空っぽにしてから眠る朝などくるな2535 広く広く種を蒔いてる寄り添える花咲くいつかのための荒れ土地
2012.01.16 03:18201201152534 さよならと手を離したらここからは知らない誰かに逢うための道2533 女子という特権行使して君に触れる毎日も終わる春です2532 肩と肩並べるだけの距離感を壊せないまま着く分岐点2531 こんなにも自然にそばにいるための箱を失うお終いの春2530 後ろから抱きしめる手にあといくつ残るの「青春」とかいう日々は2529 弾む黒髪マフラーで捕まえてしまいたくなる朱い放課後2528 きらきらと未来映した君の目にわたしのかけらは光るでしょうか2527 桃色の唇をして夢をみる君の無防備を独り占めする2526 産毛立つその桃肌に指を置き心と心だけの交わり
2012.01.13 03:02201201122525 君の手で注ぎ込まれたこの熱が疼く夕暮れまだ恋じゃない2524 からかっているなら構ってこないでよ偽物なんてもう要らないの2523 汚れなき冷たさで隠して欲しい鮮やかに咲く秘めた熱情2522 一面の白に刻んだ痕跡のように儚いきみへの執着