20120130

2578 助手席は囚われた檻のようでした君を許容した夜の高速

2577 暖色の言葉はモノトーンの壁をすり抜け染みる 傷になるため

2576 手のひらを許してしまった罰かしら掴まれた心臓の軋みは

2575 嘘だとも気づかぬ嘘を重ねてく君は優しい狼だった

2574 気にならないことはないんだ気にしないふりばかりうまくなって褪せてく

2573 ちくちくと言葉のトゲは自らの内側を刺すための衝動

KohagiUta

Kohagi Chihara|tanka & design|

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