2011.05

1832　わたしごと変えてみせると掻き抱く君に残した深き爪痕1831　やわらかな想いをくれるひと ずっと抱いていたいから恋にはしない1830　傷痕がなるべくきれいな引きちぎりかたを教えて終わらせるため1829　さよならを告げようとしたその間際「好き」は静かに押し寄せて来る1828　何一つ響きはしない歌を詠み変わらぬ明日を嘆きつ眠る1827　終焉を延ばし延ばしにしたふたり息苦しさに増えた傷痕1826　「がんばって」ただ一言のメールなら要らない今すぐ会いに来なさい1825　あんなにも重ねた身体 性欲を亡くした君がまた欲しくなる1824　キスをする時は眼鏡を外しててガラス一枚の距離がさみしい1823　キスをする時に眼鏡が当たらないそのタイミングを覚えておいて...
1800　また君の濡れた瞳と唇に溶かされてゆくサヨナラの文字1799　キスをするたびに揺らいで流された巧みな君と重ねてく罪1798　耳たぶの下に唇這わすだけ君の無防備なスイッチの場所1797　過去にした全てのキスを上書きで消してしまうよなキスするよ、いい？　☆1796　キスの日が終わるからって投げつけるように久々のキスしてあげる1795　俯いて君の我慢を試してるゴメンね顔はまだ上げないよ1794　数なんて気にしないけどあの娘には負けたくないから五回目のキス1793　キスの日の終わり重ねた唇はやわらか目を閉じた君に似て1792　遥か宇宙(ソラ)から見れば僕らの距離は微かな誤差だ 永遠に似た　☆1791　境界を無くしたくなる口付けで交わす染色体の一滴179...
1784　脇役で良いんだ君の人生を背負う覚悟も出来ない僕は　☆1783　首筋を貪り食らう肉食の獣の如くやわらかな君1782　君を恋う心とシンクロしていたの知らぬ間に消えたピアス片方1781　一滴で良いから君の生きてきた記憶に染みを残してみたい　☆1780　掻き抱くほどに離れてゆくようで足掻きに変わる言葉も声も　☆1779　君の手をひとりじめしたくなった日にたぶん僕らは折り返してた　☆17778　心にも触れたと感じたあの日々は遠のく 夏の気配と共に1777　カーテンを開けば夏は近付いているこんな平坦な朝にも1776　静かなる寝息見下ろすこの膝に全て預けた君、猫みたい---------------------------------------------...
こんにちは！こはぎです！いつもわいわいと楽しいTwitter短歌クラスタの皆さんで、合同歌本（電子書籍）を作りたい企画・第二弾！！(*´∇｀)春頃計画した第一弾「はるふる」では、たくさんの皆様にご協力頂き、無事素敵な歌本を発表することが出来ました。本当にありがとうございました！┏○))ﾍﾟｺﾘというわけで、今回は第二弾「夏本」の参加者様募集のご案内です！以下、企画の詳細です。不明点などありましたらばしばしコメントなりＴＬなりでご質問ください。お答えして以下に補完していきます。("｀д´)ゞ相変わらずどこか抜けてますので、不手際・粗相等あるかもしれませんが、どうぞお手柔らかに宜しくお願い致します。┏○))ﾍﾟｺﾘ■「夏」合同プチ歌本企画テーマ：「...