2010.08.30 05:39201008290554 会いたくてただ会いたくて駆け寄って君に縋りつく夢ばかり見る0553 あの部屋で今君は何を想うのかそんなことだけで思考は溢れ0552 「また今度」交わしたあの日は遠くなり右手の熱だけ忘れられずに0551 唇に触れる熱 漏れる吐息 汗 ふいに浮かんで離れない君0550 さよならの時間ばかりを気にしてた 何度重ねても足りない君は0549 ゆく夏をひとり見送り秋を待つ 初めて君と出逢った駅で0548 夏空を見上げて君に想い馳せひとりカフェオレを飲み干す朝に-----------------------------------------------------------0551-0554:酔っ払い短歌。そして日付が変わってもまだまだ続く…(´Д`υ...
2010.08.30 05:35201008280547 心揺れ渦巻く不安に澱みゆく肺に深呼吸 酸素を入れよ0546 一日の終わり安らかな気持ちにて布団に入る幸せを請う0545 虫の声耳を傾けこの不安ひととき忘れてしまえたならば0544 もう少しもう少しだけと君の居ぬ日々積み重ね「いつか」を待とう0543 てのひらの温もり生きている君を感じる私もまた生きている0542 僕の毎日から君は少しずつ崩れ流れ去る砂の記憶だ0541 夕暮れの風カーテンを膨らませ ふたり汗ばむ頬撫でてゆく0540 ひとりならそれも良いかも ただ君がとなりに居たらもっと良いかも0539 ありふれた日常流れる人生も退屈だけど愛していたい0538 触れられた記憶瞼の裏に見て冷えた腕抱く熱き両の手0537 時過ぎて苦味増したるゴーヤ食...
2010.08.30 05:33201008270535 月の下ひとつ輝く星はあり まるで君追う孤独な僕だ0534 瞬間で運命なんてころころと変わる 今だけの僕らでいよう0533 きっかけは何気ないことばかりでもいつかは君に近付く届く-----------------------------------------------------------気付いたら一日終わってて、5首詠めなかった…_| ̄|○il|li
2010.08.30 05:10さめるお題:「夜の路地裏」 「さめる」 「蜂蜜」飲み会の帰り、酔い過ぎた私は路地裏で壁にもたれていた。霞む視界に彼が映る。「大丈夫か?」差し出されたのは蜂蜜とレモンのジュース。「これしかなかった」不意に頬に痛みを感じる。「つっめた…!」思わず目を閉じた瞬間、唇に柔らかいものが触れた。一瞬で酔いはさめてしまった。---------------------------------------------------------飲み過ぎて火照る唇 唐突に塞いだ君の柔き冷たさ
2010.08.30 04:46海風お題:「早朝の海辺」 「落ちる」 「シャンプー」合宿最終日の早朝、僕は女の子と並んで砂浜に座っていた。彼女が真剣な声で呟く。「…言いたかった事があるんよ」その時、強い海風が彼女の髪を解いた。潮香に混ざって、一瞬シャンプーの香りが僕の鼻を掠める。凄い破壊力だ。困り顔で髪を押さえた彼女に僕はもう落ちていたのだから。---------------------------------------------------------君の髪揺らす海風シャンプーの香りに恋に落ちてみたりと
2010.08.27 04:40グラウンドお題:「夕方のグラウンド」 「疑う」 「星座」夕方、グラウンドの隅で空を見上げているクラスメイトを見つけた。「何見てんの」「…えっ…あ、星座…」意外だった。星座を見上げるようなタイプには見えない。「…プッ…ホントかよ」「な、なによ。ほっといて!」赤くなって怒ったその子を、思いがけず少し可愛いと思ってしまった。
2010.08.27 04:34片恋お題:「朝のプール」 「選ぶ」 「手紙」まだ誰も朝練に来ていないプールを独り占めしていたら、彼女がやって来た。「早いね」「何だよ、せっかく独り占めしてたのに」二人で笑う。「ねぇ、また相談いい?」「今度は何」「先輩に手紙出したいの。猫とハート、便箋どっちが良いかな?」「…猫」人の気も知らずに困ったものだ。
2010.08.27 01:25201008260532 ごめんねと言う君 謝らなくて良い それよりふとした笑顔が見たい0531 水色の空に連なる綿飴が君との夏の終わりを告げる0530 そばに居ることに慣れし君 気付いてよ ふたりで過ごせる小さな奇跡0529 君の中蠢く何かに気付きつつ髪撫でる手の愛しさを知る0528 信頼はしている優しい君だとも知っているけど肩は震えて0527 抱きしめた君の耳の熱知っている 心はここに置いていくから0526 私の名さえ知らぬ君だけど今一番私を知っているひと0525 時間だと言う君引き寄せ抱きしめてこれで最後だ「僕に堕ちてよ」0524 矛盾など誰もが抱えているのだし見ないふりより楽しんでみる--------------------------------------...
2010.08.26 04:26口論お題:「夕方のホテル」 「振られる」 「シャンプー」夕方のホテルの部屋で私達は浴室のドア一枚隔てて口論をしていた。「もういい!帰る!」捨て台詞を吐き帰る用意をしていると、彼がシャンプーの泡だらけの姿で慌てて飛び出してきた。その格好があまりに可笑しくてつい吹き出しそうになる。でも今日はもう少し怒ったフリをしておこう。---------------------------------------------------------そばに居ることに慣れし君 気付いてよ ふたりで過ごせる小さな奇跡
2010.08.26 04:23星座お題:「深夜のコンビニ」 「見つめる」 「星座」友達の家での飲み会の途中、ジャンケンに負けた私達は深夜のコンビニに買い出しに行くことになった。「あ…大三角…」ふいに彼が夜空を見上げる。「星座、好きなの?」「…まぁ…」照れ臭そうな彼を見つめていたら、つい言ってしまっていた。「今度二人でプラネタリウムでも行こっか」
2010.08.26 02:20201008250523 世界一とは言わないけどこんなにも幸せな日々は君のおかげで0522 もう嘘はいらない ホントは知らん振りするのも少し疲れるんだよ0521 七色の羽根色褪せて横たわる鍵失いし恋の鳥籠0520 胸の奥閉じ込めておけこの恋を 同じ想いを望みはしない0519 夕立の終わりが街をオレンジに染めても君にまだ踏み込めず0518 コンビニのものより君が僕のため握る具無しのおにぎりがいい0517 吾の手を掴んだ君のてのひらの温もり少しの希望感じて0516 これからはずっと隣に居る君にキレイな空気をあげる約束0515 一度きりならキスがいいその代わり君への想いも解けるようなキス0514 君のその言葉は嘘だと知っているけれど望むなら笑ってあげる0513 冷えすぎたク...
2010.08.25 04:18煙草お題:「深夜のエレベーター」 「なぐさめる」 「缶コーヒー」深夜の薄暗いエレベーター。禁煙中の僕は缶コーヒーで口を慰めていた。煙草嫌いな彼女に会うと、飴やラムネやコーヒー…いろんな物を渡される。「もうすぐ一緒に住むんだからね!」彼女の声を思い出す。煙草の臭いが染み付いたエレベーター…ここも引っ越した方がいいかもしれない。---------------------------------------------------------これからはずっと隣に居る君にキレイな空気をあげる約束