2010.07.30 15:40201007300215: 待ちわびて他のすべてが霞みゆく「会えるかも」とはもう言わないで0214: 吾の名をぽつり呟く君の声 じわりと耳の痺れる夜更け0213: ごめんねと謝る君に涙雲 早く照らして虹を架けてよ0212: 「来週はきっと会える」と何度目の期待をさせるつもりか君は0211: 手を繋ぎ浴衣でふたり夜祭りへ 叶わぬ夢は色鮮やかに0210: 久々の二人はどこかぎこちなく 重なりし日を包むオブラート0209: たくさんの糸が行き交うさなかでも浮かぶ君への赤き道標0208: やわらかに耳を撫でていくその声に目を閉じ君の姿を見てた0207: 待ち続け待ち続けもうふたつきも君の心を探し彷徨う0206: 久々に君の声聴き充電が完了しました さぁこい日常!0205: 自...
2010.07.29 15:13201007290199: いつかくる「果たされる日」を待ちましょう 君の笑顔の奥の約束0198: 「遅くなりごめん」とふいに約束を果たすサプライズ なんてズルい君0197: 約束をしたことすらも忘れてる君の笑顔が少し憎くて0196: うっすらと残る傷跡 君くれしものならすべて愛しく見えて0195: 君の好きなこの声でそっと子守唄歌うからしばし爪は隠して0194: いつだって本気と知りつつ果たされもしない約束の山に溜息0193: カーテンで閉ざした世界の隅っこでただ君のいのち味わう真昼0192: 引き寄せて深いキスの海 熱いハグ 瞳覗き「まだしないよ」と君0191: 君の背の温もり じわりとハチミツのように物語優しく沁みる0190: まわり道歩き疲れて俯いた先に見慣れ...
2010.07.28 14:35201007280180: 久々の君のメールは晩ご飯 安堵と心配混ざる午後九時0179: 網の海潜りさざめく彩りと共にたゆたうクーラーの部屋0178: 塞がれた唇漏らす溜息はすべて知ってる君が憎くて0177: まだ覚悟出来てないから沈黙をプレゼントして延ばすサヨナラ0176: 君のため鋼の心でおりましょう 打たれ揺れても倒れぬように0175: 君の手をじっと見つめて気付くこと同じ気持ちと告げてみようか0174: 世の人が何を思えど君のこと欲しいと願う僕は真実0173: 雨風に打たれて倒れぬ鋼より しなり揺られる花の強さを0172: 私など居なくとも君の人生は素晴らしきもの君だけのもの0171: 弱き君 吾おらずとも人生は苦しくそして愛しく廻る0170: 「君が今居るか...
2010.07.27 15:07201007270165: 疲れ顏の君は目を閉じ我が膝に頭預けて「帰るな」と言う0164: 君の目が愛しさにうるみ吾映す こんなに優しい黒は知らない0163: 君の居る街から離れ走る道 風に後ろ髪揺らされ引かれ0162: オレンジの熱帯の部屋で君が居た痕跡なぞる僕は孤独で0161: 全力で蹴り飛ばしたい 君と会う約束邪魔する仕事の電話0160: 天気とか仕事の愚痴とか 本当に言いたいことは「僕を愛して」-----------------------------------------------------------引き続き男目線歌。
2010.07.27 15:04201007260159: 悩み抜きやっと送った数文字のメールの返事を待ちて一時間0158: 「人混みに酔うから」君の大きな手 欲しい理由はいつも後付け0157: ただ一度「声が聴きたい」それさえも言えない天邪鬼が住む僕0156: 炎天下自転車を漕ぐレギンスの黒き枷から透けた本能0155: 君のこと知り過ぎていて我儘も言えず一人の部屋の夕暮れ0154: 「忙しい?」たった一言のメールさえ出せない僕が転がっている0153: コーヒーが私の鉄を奪い去り立ち眩む朝 響く蝉の音0152: 手の届くところに君は見えるのに手を伸ばせない声も出せない0151: 日常に画面向こうの現実が響いて揺れて跳ねる心音--------------------------------------...
2010.07.26 02:47201007250150: 現実を生きねばならぬ週末に絶えずよぎるは仮想の君で0149: 喧騒を遠くに聞きて君の手が触れる頬から熱い首筋0148: 向かい合う君の目の熱に気付かないふりして鼻緒ばかりを見てた0147: 背を向けた浴衣の君に心臓を揺らされ歩く祭の夜道0146: 暖色の大気と視界に惑わされ平気なふりは出来なくなった0145: オレンジのフィルム通して見た景色 どうしてここに君は居ないの0144: 黄昏が私の世界に降りてくる 切なくてわけもなく目を閉じた0143: 何も言わず静かに去ってくれたなら君との恋に苦味残らず0142: 苦味から逃げるコドモのままでいい サヨナラ告げる気力もないし0141: 青空をぼんやり見上げるだけの朝 ただひとりきりで居られる幸せ...
2010.07.26 02:44201007240134: 君濡らす雨も嵐も吾見えず ただそばに居ることすらできず0133: ふらふらと足元揺れて心まで揺れて確かな君の手が欲しい0132: 憂鬱な君の心ごと抱きしめて溶かしてしまうから会いに来て0131: 君からの一途な愛は重くない ただ同じもの返せないだけ0130: 「声が聴きたい」と素直に言えば良い 「電話で起こして欲しい」だなんて0129: 遠くなる心繋ぎとめるように疲れたと弱いふりする君は0128: その頭抱き締め撫でてやりたいと言えたら良いのに 頭痛の君に0127: 生温い風に吹かれし吾が身体泥に沈みて未だ目覚めず0126: もう君を追いかけたりはしないよと逃げる私を追いかけてみて0125: 近付けば近付くほどに傷つけて それでも君が欲しい...
2010.07.24 10:48201007230124: 月もなく星も少なき夜空なら君の泣き顔照らすものなし0123: 細く長く繋がった糸ほつれゆき切れるを待ちて毎日は過ぐ0122: 待ち切れず吾抱き寄せて「汗までも愛しいよ」と言う君に微笑む0121: オレンジのカーテン揺れる古い部屋 君の口付けで楽園になる
2010.07.23 02:09201007220120: 一輪の花吾の中で枯れゆくもまだ恋の穴に落ちる喜び0119: 果てるとも果てるともまた君を請う満たされる日など来なくともよい0118: お互いが気持ちの探り合いばかり そんな終わりならいっそ壊して0117: 君からのメールに返事をするだけの私の意地など潰れればいい0116: 赤い果の汁滴るをすくう指絡めて蜜を頂戴と吸う
2010.07.23 02:08201007210115: 熱帯の夜を歩きて見上げれば滲んだ月は吾に寄り添い0114: 君の手に包まれ眠る鳥になる夢を見ていた 夢を見ていた0113: 君恋し想い込めて鳴き歌いましょう 同じ想いを触れて感じて0112: 出来るなら君だけの鳥になりたくて君だけに歌い君だけに鳴く0111: 想うまま飛ぶには枷が重過ぎて空を見上げつ歌う籠の中-----------------------------------------------------------返歌合戦。
2010.07.21 02:45201007200110: 「眠れないから歌って」と言うのなら君専属のカナリアになる0108: ただじっと君の来るのを待っている 我慢するのは慣れっこなんだ0107: 言葉など歯痒いほどの瞬間が確かにあったと前を見据えて0106: 桃色の扇開きて夕陽落つ今ここに君の居ない切なさ0105: 心閉じ君遠き日々に慣れれども君に触れたしせめて夢なら0104: 照りつける陽射し我には痛過ぎて ひとり潜ろう深海の部屋0103: 捧げても捧げても君に響かない ならば一人で忙しくなろう-----------------------------------------------------------0106:美しい夕焼けを見たとき、ひとりで見ているのが惜しくなる。
2010.07.20 01:15201007190102: 僕を見る結い髮浴衣の君の目に月は光りて逸らせぬ魔法0101: ソーダ水光る泡粒を舐めとりつ笑う君夏の月を背負いて0100: 我もまた君拒む術忘れ去り愛浴びし我に君飽くるまで0099: 「好きだよ」と何度も言った君のため 「君のため」ではダメだったのに0098: 夕暮れにさざめく緑揺れ染まる今この時にひぐらしはずるい0097: いずれ来る別れ思えば全力で君を愛して君を忘れて0096: ガラス窓映る光は優しくてひとりカフェオレに雫を落とし0095: 落ちる君を支えきれない僕だからまださよならは言わず沈黙0094: この夕陽君の部屋からは見えずとも我は見守ろう消えゆく彼方0093: この広い空の下ふたり出逢いしは重なるためと君は笑いて0092: ...