2016.04.18 08:49毎日歌壇 2016.04.18毎日歌壇 2016.04.18 加藤治郎選 に掲載していただきました。絶対にわたしが触れることのないドアをくぐって会いにくるひと毎日歌壇、21回目の掲載。二週連続掲載!ありがとうございます!
2016.04.12 10:17毎日歌壇 2016.04.12毎日歌壇 2016.04.12 加藤治郎選 に掲載していただきました。後ろから抱きしめるとき肩幅と視線の先を確かめている毎日歌壇、20回目の掲載。約三ヶ月ぶりとなりました。久々だー!(´;ω;`)ありがとうございます!
2016.04.02 01:152016/4/18758 この恋じゃない恋で泣きたい夜のディスクトレイはやさしくひらく8757 おとなでもさみしい夜はありますかそのせいですか膝を抱くのは8756 もう生徒じゃないあたしを焼き付けるため制服は置いていきます8755 裏側に雨を隠してもう帰れなんて言うからもう帰らない8754 先生をもう先生と呼ばなくて四月おおきな背に今ふれる
2016.04.01 14:49歌会たかまがはら4月号採用歌◎歌会たかまがはら4月号お題「レンタル」ゲスト:加賀田優子(加子)さん司会:天野うずめさんこの恋じゃない恋で泣きたい夜のディスクトレイはやさしくひらく(加子さん選/放送内採用)
2016.04.01 04:262016/3/288747 リセットをしようすべての関係をわたしを枯渇させておくため8746 話さないもう話さない夜更け過ぎひとり頬ばる硬いドーナツ8745 ネガティブの海を漂う夜だから君の岸辺を遠くしておく8744 言うことが見つからなくて喉の奥ひりひりと溜息は満ちゆく8743 断つように背中はシャツに覆われて暗い白熱球だけの部屋
2016.04.01 04:242016/3/228741 透明な春の気配に覆われて視界すべてが洗われてゆく8740 あのひとに初めてふれた公園だなんて言えずに見上げるさくら8739 やわらかな手のひらに撫でられている眠るわたしの髪に咲く春8738 少しずつ親しくなってゆく君とあの子を見てる春の教室8737 会いたさが雨を降らせる青空とさくらを映す眼の裏側で8736 浮かべれば一面の春 脳内の絵の具はさくら色ばかり減る8735 花柄のシフォンスカートひるがえしこれから君を春に連れ出す
2016.04.01 04:232016/3/158720 深く深く刺さったそげは抜かないでいたい満たされていたい奥まで 8719 存在をときどき確かめたくなって深夜ひとりで立つ自動ドア8718 届け合うことばはひかり頑なな夜にやさしくあたためられる
2016.04.01 04:232016/3/148717 既読にはならない部屋で日常を綴る右側ばかり流れる8716 翼なら確かにあって無駄なほど大きくて飛び方を忘れた8715 いくつかの冬を踏み越え来た道の春のほとりが未だ見えない8714 午後四時のカフェでわたしが人になるためのカフェラテ運びくる人8713 後悔はしたことがない何もかも正しい選択だった(のだけど)8712 つかんでもつかんでも消えてゆく泡を永遠なんて名付ける真昼