2016/3/22

8741 透明な春の気配に覆われて視界すべてが洗われてゆく
8740 あのひとに初めてふれた公園だなんて言えずに見上げるさくら
8739 やわらかな手のひらに撫でられている眠るわたしの髪に咲く春
8738 少しずつ親しくなってゆく君とあの子を見てる春の教室
8737 会いたさが雨を降らせる青空とさくらを映す眼の裏側で
8736 浮かべれば一面の春 脳内の絵の具はさくら色ばかり減る
8735 花柄のシフォンスカートひるがえしこれから君を春に連れ出す

KohagiUta

Kohagi Chihara|tanka & design|

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