2012.04.27 02:44201204263204 雨だった思い出たちに蓋をして君と見上げる完璧な青 3203 僕たちは双子の星だ凍てついた空は寒いと身を寄せうたう ☆3202 もう戻れないと知ってるあの夜に記憶も淡く滲む双子座 ☆3201 切り離すことも僕には必要だ近付くばかりの愛は痛くて ☆3200 君といた記憶も痣も薄れてく消え去る前に淡く色付く ☆3199 ツイッターアプリを閉じて傷付かぬよう遮断する世界の欠片 3198 まだかなり痛むようです見たくないものもあるのと閉じるケイタイ 3197 久々にそっと傷痕に触れてみる傷の深さを推し量るよう 3196 消えないでいるものなんて知らないと少女のふりで膝を抱く午後 ☆3195 危なげな点滅信号このままでいられないことはわかってはいる 31...
2012.04.27 02:42201204253192 やわらかにひろがる炎さくら降るあの夜ふたり灯した火種 ☆3191 愛おしいひとよこの手にさあ触れて眠り続けた恋を起こして 3190 ばたばたと斬り倒してく浮ついた恋を安易にぶつける子らに 3189 嘘と言い訳で熱持つ手のひらの求めるままにいまはもがこう ☆3188 しばらくは隣にいよう手のひらの温度を錯覚できるあいだは ☆-----------------------------------------------------------☆印は他の方への返歌として詠んだ歌です。
2012.04.27 02:41201204243187 作り出す笑顔のかたち朝がくるたびに忘れてゆくためうたう ☆3186 なにひとつ使えない身を持て余す錯覚ばかり重ねた夜に-----------------------------------------------------------☆印は他の方への返歌として詠んだ歌です。
2012.04.27 02:40201204233185 このままで忘れてゆける気がしてる今日からアイスで入れるカフェオレ 3184 東へと向かう心を切り裂いて走る新幹線の眩さ 3183 今日もまた繰り返す朝ぬくもりに小鳥は歌う震えて歌う ☆3182 ないよって言えたら楽だ掴まれた腕を解いてひとりで歩く 3181 さくらなど咲かせもしないてのひらの傷跡ばかり見つめ続けた ☆3180 震えつつ揺れるにまかせ飛ぶ空のいつか知らない景色をみせて ☆-----------------------------------------------------------☆印は他の方への返歌として詠んだ歌です。
2012.04.27 02:39201204223179 甘すぎる雫に浸す心ごとひさしぶりだねくしゃみをひとつ ☆3178 色褪せた思考に落ちる毎日に原石の無いてのひらを見る ☆3177 錯覚だろうと落ちてくふたりならとめる理由もなくした春夜 3176 鮮やかな色彩として見えるなら君の水晶体のせいだね ☆3175 濾過された純度の香りそれだけで抗う理由も探せなくなる ☆3174 いつかくるラストノートに気付かないふりをしていて舞い散るさくら ☆3173 君というピースがはまる午後三時シンクロノートうつして微笑う ☆3172 甘く甘く蕾は香る溢れゆく想いのかたち確かめてみて ☆3171 何度でも瞬いていて色づいてゆく春を夢に閉じ込めるため ☆3170 わけあった蜜の香りに包まれて手折られるゆびさき待つ...
2012.04.27 02:36201204213164 甘すぎるくちびる紡ぐ甘すぎることば傷だけ重ねてしまう ☆3163 傷つけることで傷つくひとがいて淡いピンクで染めた唇 ☆3162 誰からも見捨てられてた野良猫のそれでも甘い鳴き声の意味 3161 ボーダーの水平線に沈んでく夕陽みたいな笑顔がふたつ ☆3160 頑ななむすびめほどく指先にさくらはひらく震えて香る ☆3159 はっきりとしない視界に怯えてる見えないことも肯定したい 3158 体温も記憶に残る夢にいる さくら滲んで君が消せない ☆-----------------------------------------------------------☆印は他の方への返歌として詠んだ歌です。
2012.04.27 02:34201204203157 飛び込んだまま落ちてゆく春のなか知らない景色をふたりで見よう ☆ 3156 仮初めの立ち位置にいて鼓動など殺して殺して息だけをする 3155 どうすればいいんだろうなゆらゆらと思いがけない波に揺蕩う 3154 ボーダーを着てても恋してくれるなら君とは遠い海まで行ける 3153 てのひらに春を閉じ込め一歩ずつ踏み出す先に見えてくるもの ☆3152 あと少し君が遠いよ踏み込んで戻れなくして時計を止めて ☆-----------------------------------------------------------☆印は他の方への返歌として詠んだ歌です。
2012.04.20 05:09201204193151 過ぎてゆく時計の針が痛くって理由ばかりを探した夜更け ☆3150 何度でもすきだすきだと言う人を好きになりそうなバランスの夜 3149 近いはずなのに遠くて生ぬるい君が見えずに沈んだ湯船 3148 見ないでと君の頭を抱き寄せる散るまでここで目を閉じていて 3147 今その手伸ばしてほしい散る前につかまえてほしいなんて言えない(折り句:いのちつな)3146 くりかえしくりかえし降る君からの淡い花弁に攫われた午後 3145 すきなんて言わせないでね知らぬ間に春はきていた花は咲いてた 3144 月の満ち欠けとか関係してますか今なら落ちてしまいそう、君 3143 引きずられないよう足を縫い止めた地面に長く離れてく影 3142 無重力の海にふらりと浮い...
2012.04.20 05:04201204183140 いま誰を想ってますか訊くこともできないで空ばかり見ている 3139 ランチとか散歩とか同じことをして過ごす別々の街の休日 3138 たくさんの言葉以上の輝きで繋がる手から伝わる温度 ☆-----------------------------------------------------------☆印は他の方への返歌として詠んだ歌です。
2012.04.20 05:04201204173137 思い切り傷つけてみて切り離すなら記憶まで深く抉って 3136 この次に並んでさくらを見る日には何も秘めないふたりでいよう 3135 すぐ横に居て色付いた想いさえ伝えあえずにさくらだけ見る 3134 ベランダからさくらが見えるね何気ない会話すべてが淡く滲んで 3133 不自由な恋を抱えてメールすらしないできない散ってよさくら 3132 あの街で君と見上げたさくらはもう想いとともに散ったのだろう 3131 今だけの感情だろう執着は正しい恋とは言えない痛み 3130 少しだけ正気に戻る知らぬ間に近付き過ぎた君から離脱 3129 背なと背な合わせて花を見上げてる春に紛れて繋がれ手と手 ☆3128 ないたあと背中に君がいてくれるつよさとよわさ内包させて...
2012.04.17 05:50201204163126 片隅で座って待っているいつか痛みも傷も抱きしめられる ☆3125 歩道橋の上で迎えた夕暮れにふいに空っぽの手と手に気付く 3124 繰り返し繰り返し飛ばす言の葉の中にひそめた恋を見ている 3123 偽物のカケラ大事に抱えてるその手をいつか本物にする ☆3122 さくら色に染めたくちびるから空へ放つ恋歌かさなりとけた ☆3121 柔らかな歌を零して唇ははらはらと舞うさくらに染まる ☆3120 思うまま歌えばいいよ初めてのキスと変わらず淡く優しく ☆-----------------------------------------------------------☆印は他の方への返歌として詠んだ歌です。
2012.04.17 05:48201204153119 今はまだあなたがくれた傷だらけ心を伴う笑顔待つ日々 →お題は「傷だらけ」または「心を伴う」、できれば明るく表現しましょう。 3118 会いたいと思う人には会えなくて会いたいとすら思われなくて 3117 震えてる不安を抱いて君からの「好き」を何度も温めている 3116 そんなにもどうでもいいの?メールすらくれない無関心さが痛い 3115 花に実にいつか姿を変えるのか小さく弱い想いの欠片 ☆3114 さて猫の寝床になるのも飽きたのでそろそろ君を寝床にします 3113 欲しくって背伸びする癖が治らないキリンをやめて五年経つのに ★3112 「気をつけてお帰りください」駅員の柔らかな声に揺れる終電 3111 繋がらない危うさに立つ僕たちのそれでも...