2012.03.30 13:40201203273021 意識外活動として君を追う あぁもしかして恋ってやつか 【実】3020 9年も恋をくれたひと真実のしあわせ祈りおくる6月 【実】3019 深刻にそれなら結婚しようと言う君の幼い誤解と愛と 【実】3018 長身の痩身イケメン男子より君と笑って飲みたい不思議 【実】3017 キスだけを重ねて帰れなくなったホントに何もなかったよ、父 【実】3016 お酒ってこわいやさしいあの夜に貴女と重ねた唇の熱 【実】3015 自転車に二人乗りして夜だから夏だから「ねぇ、ぎゅとしていい?」 【実】3014 幼さに傷をもらったあの人に今なら会える笑って会える 【実】3013 5回目の終わりに嗄れた喉をしてそれでもふたり尽きぬ渇望 【実】3012 キ...
2012.03.30 13:36201203262999 恍惚の顔して指先舐めるから振り解けない四つ足のキミ 2998 あの人の歌が響かなくなっていた卒業と云う始まりの朝 2997 有無を言わせず剥がされてゆく今日も女であると眉間を寄せる 2996 好きだって言う人を好きになれたなら簡単なのにあの人がすき 2995 どうせなら早く切り捨ててほしいのに優しい遠慮にひらく傷痕 2994 遊泳をしたいのだけど水着がない宇宙服では沈むのかしら 【宇宙水槽】2993 水槽の中からみればこの部屋も庭も宇宙も同じ「ソト」かな 【宇宙水槽】2992 星砂が奏でる宇宙楽曲に僕らたゆたう思考水槽 【宇宙水槽】2991 どこまでも僕らのものだ あのソラをすべて詰め込む水槽の中 【宇宙水槽】2990 宇宙ゴミ詰まる水槽フィ...
2012.03.30 13:33201203252987 挨拶をすれば消え去ってゆくひとのしっぽの先を掴んでいたい 2986 会いたいと言わなきゃ会えない現実はたぶん片想いなのだ友にも 2985 君からの最後のメールを待っている切り捨てられるための春です 2984 こっそりとコースター裏に走り書く好きを見つけて揺らいでみせて
2012.03.30 13:32201203242983 爪先の淡いピンクが色褪せるほど黒すぎる溜息を吐く 2982 どうせなら心まるごと惑わせて無理なら今の立ち位置でいて 2981 人として好きでも恋に足りなくて何が足りないのかは知らない 2980 笑ってと言えたら距離はちぢまるか まだ隣にも並べずにいる 2979 伏せた目で踏み出すゼブラ点滅が始まる昼と夜の狭間に 2978 あそことかこことかダメなとこばかり困った人だ、ほら好きじゃない 2977 もう好きじゃないでしょうって何度でも自己洗脳を繰り返してる
2012.03.30 13:31201203232976 君を待つ時間をラテと共に飲み干してやさしい笑顔を待とう ☆2975 さっきから窓際席にて全力でうなじを冷やされている三月 2974 親切な店員さんとは裏腹にドトールの冷房のつめたさ 2973 遅れると言う人を待つドトールの豆乳ラテは少しやさしい 2972 憤りなんて口にする権利もない昨日から他人になったあなた 2971 渡された硝子の恋は指先に赤い滲みを遺して散った 2970 少しだけ遠くなったね ふと視線外してるまに変わる呼びかた 2969 ついさっき長生きだった携帯があの頃の日々を閉じ込め逝った 2968 何もないふたりならもういらないと泣き出しそうな君の左手 ☆2967 やわらかに微笑む君に囚われた視線と両手ほどけずにいる 2966 こ...
2012.03.21 01:02201203202962 カフェオレの苦味に思考浸しては麻痺させてゆく無駄な執着2961 休日のファミレスにいて現実を忘れるためのカフェオレ五杯2960 結局は誰でもいいのね もっともな事実を事実としたくなかった
2012.03.21 01:02201203192959 邪魔なんてしないしさっさと結ばれろ そのまま一生しあわせになれ2958 寄り添って話を聞いてくれそうな人には話せないことばかり2957 ただじっと待っていられず明日なんて来るな 雨、風、台風よ来い2956 あの人の性感帯でも教えればよかった静かに身を引く恋は2955 手放したことは後悔していない あの子を撫でるその手よもげろ2954 脳味噌も最適化してくれないか思考の残滓ばかりが澱む
2012.03.21 01:01201203182953 どうしようもないし何にも言えないし笑っているしかできない夜は2952 憤りばかり溢れて下書きが波打つほどに増えていく夜2951 あしたからここにはこない先生はもう先生じゃなくなっていい2950 カーテンに影は揺らめく安楽の代わりに自由を失った尾の2949 あの冬にカフェラテ飲んで決めたこと正解だったかまだ聞けてない2948 固くした離れる決意ゆび先に解かれて今は惰性の眠り2947 理不尽な痛みにじっと耐えているほどけるようなおしまいを待つ
2012.03.21 01:00201203172946 何千も何万も溢れる恋のたったひとつでいい 君がいい ☆2945 ホットティだった紅茶も冷え切った指先と共に彼の人を待つ2944 緊張を持て余し待つこの駅にきっと何千何万の恋2943 待ち合わせ駆け寄る君の乱れ髪撫でて僅かな今日は始まる2942 「久しぶり」交わした場所はあの辺り一年前と変わらない駅2941 人波を見下ろすカフェであの人に似た人ばかり追いかける目は2940 水分で満ちた空気に頬晒し今なら雨のせいにもできる-----------------------------------------------------------☆印は他の方への返歌として詠んだ歌です。