中秋の名月・歌会TANKAmore

@TANKAmore:
中秋の名月、まんまるお月さまで上がったテンションに身を任せ、質より量で短歌を詠みまくるお月見 #TANKAmore やります!10時くらいからスタート。終わるのはみんな寝たとき。質より量なのでお気軽にどうぞ。

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…ということで、昨夜は歌会TANKAmoreに参戦していました。
「月」がテーマで静かなイメージかと思いきや、次々と流れる皆さんの素敵な短歌でタイムラインは溢れ、その熱気に包まれながら刺激的でとてもとても楽しい時間を過ごすことが出来ました。ついつい夜更かししすぎてしまったくらい…(^^;

以下の短歌は歌会に流したものです。
すべて「月」がテーマの即詠です。
☆印は他の方への返歌として詠んだ歌です。
時系列的には下から上に読んでもらえると有難いです。

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くちびるが微かに震えるその影を月が刻んだやわらかな頬 ☆

月光に晒してみれば嘘ばかり重ねた恋も澄むのでしょうか

ベランダでふたり並んで月を見るそれだけのこと遠過ぎること

無邪気さを装い見つめながら待つ 月に解かれた悪戯な君 ☆

ただ月が綺麗だねと呟き合って内に秘めたもの知らないふりで

月明かり頼りに君の体温を探す真夜中ひとりとひとり

きっと月から見たら数ミリの距離 君と僕との永遠の距離

夜空から蜂蜜色の雫落ちくちびる染めた君の体温

黄色でもオレンジでもない目を閉じて浮かぶは痛いほどの潔白

沈黙のまま満月を指さしてみる意地っ張りな喧嘩の途中

きらきらと川面の月を見てるだけ 君と初めての距離0センチ

月光が晒した細いその腕に触れたいとさえ言い出せぬ距離

指と指絡ませ眠る秋の夜に心は満ちて月は静かで

ゆらゆらと揺れるわたしを見下ろして月だけひとり満ち満ちている

「月が綺麗ですね」「そうだね」やめとけばよかった 意味を探して夜更け

「月が綺麗ですね」と投げてみて何も知らない君に告白ごっこ

どんなにか見つめてたってあの月はもう君を映さないと知ってて

月とキス関係性を思案する 擦り剥いた恋を忘れるために

肩越しに「よかったね」って笑う月 君と初めての口づけのあと

あと少し近付けずいる公園で月を見る君の横顔、今だ

こんなにも明るすぎる月夜のふたり隠れてキスもできやしないわ

レンズ越し見上げた月は二重三重ぶれたわたしの軸とおんなじ

冴え冴えと眠れぬ窓辺やわらかに寄り添う月の優しさに堕つ

まだ月は見上げられずに部屋の隅ひとりで白く丸くなってる

KohagiUta

Kohagi Chihara|tanka & design|

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