2013.09.18 07:532013/9/174997 つまらないものばかり生む 生まずにはいられないものばかり愛しい4996 とりどりのかけら集めて組み立てたきみに気づいてほしいだけの歌4995 代償としての寝不足 夜深くタイムラインに星をあつめる4994 知らないでいられたらいい微熱なら秋の湖水に浸すつまさき4993 足跡をたどる遊びをひとりする きみの後ろを歩くときだけ4992 朝がきて昨夜は過去になってゆくきみの熱量も記憶に変わる4991 ほんとうに会いたくなってしまったら会いたいのひとことさえ言えない4990 ひとりきり夜の波音を聞いている あなたは満ちて眠れますよう4989 眠りたくない理由ならちゃんとある今日まだきみと話せていない4988 何度でも読み返すから新しいきみをください明日...
2013.09.18 07:522013/9/164983 重いとか思われたくないなんてこと思い始めて重いと気付く4982 言い訳が必要だったくちづけは背骨の裏に雨雲を呼ぶ4981 おぼろづき誘い誘われ突然にふれた唇の言い訳を待つ4980 こんなにも届きもしないひとだからおそらく夢だこの温もりは☆4979 おそらくは何とも思われてはいない雨音ばかりやさしい夜に4978 特別なひとにはしたくないひとり上がった熱を持て余してる4977 とめないとやばいと思った時はもうとめられないと知ってはいたよ
2013.09.18 07:512013/9/144974 ポケットの隅で知らずに固まった紙屑のようふたりの日々は4973 とりあえず一旦置こう手も足も目線もきみを追うものぜんぶ4972 やわらかに羽をひらいてとじてする なんだか今日は不思議な夜だ4971 流れゆくささいなことばに揺さぶられ特別な人になったと気づく4970 ゆっくりと羽を休めるためにあるあなたの今を見届けている4969 ひとしれず埋葬しよう左手のその結界に怯んだ恋を4968 この町もいつかあなたの町になる 今日もまた「おかえり」の練習
2013.09.18 07:512013/9/124966 触れたがる右手何度もはぐらかし違う違うといいわけしてる☆4965 もぞもぞと疼く心臓抑え込む術も知らずに秋の始まり4964 とくべつなものになりたいわけじゃない振り向かないで降りる階段