2012.10.17 02:21201210163921 わがままを言わない恋をしてるはず積もる澱みに足を浸して3920 違和感を説明さえもできなくてただ切ないと置き換えておく3919 結局はわたしばかりが好きなのだ声を聴きたいすらも言えない
2012.10.17 02:19201210113917 夕闇にまぎれてふたり今だけは触れた指先赦してほしい ☆3916 指と指絡めてふたりこんなにもふたりのままで見えないこころ ☆3915 また後悔してしまいそう手放しのしあわせなんてあげられなくて ☆3914 何色の心でいるのほんとうを知りたいのなら君から見せて ☆3913 そっと目を閉じてシンクロ赤すぎる夕陽は君が見ていればいい ☆3912 真実は僕と君とにひとつずつ隣同士で見る別の空 ☆3911 同じ嘘という自由を共有し僕らの空はまた暮れてゆく ☆3910 いつまでも追いつけなくて振り返る癖をあなたに刻む夕暮れ3909 少しずつ深く色づく両頬を包むこの手に君は触れたね ☆3908 理想的な彼女になんてなれないし君の嫌いな服でも着たい3907 ...
2012.10.09 02:58201210083901 ほしがってばかりの僕らたったひとつのてのひらにすら届かずに3900 君の唇が奏でる音粒に耳と心を撫でられている3899 足りないね足りないねって言い合って無力な言葉しかない僕ら3898 やわらかに掠れた君の囁きでこんなに甘くなるわたしの名3897 毎夜ごと深く深くへあたたかな底なし沼のきみに落ちてく
2012.10.09 02:56201210023894 月並みな言葉ばかりで悪いけど今は「あいたい」としか言えない3893 仕舞い込むことばかりうまくなっていく忘れることはへたくそなまま3892 地図上に君への距離を書き込んで正しくはない経路を探す
2012.10.02 08:07201209303891 ねぇ来世なんて言わない今世の終わりふたりで夕陽を見たい3890 この部屋でひとりとひとり生きてゆく背中合わせの距離感がすき3889 あの部屋で共に暮らしていきたいと気付いてしまう秋のはじまり3888 いつかくる未来のために今君とこんなに恋をしている、たぶん3887 あの岸辺見失わないこの場所で見ないふりして君と溺れる
2012.10.02 08:07201209293886 おやすみを囁きあってすこしだけ昨日と違うふたりになる日3885 息つぎの途中おでこをくっつけて愛しげな目ばかりが焼きつく3884 永遠に足りないこんなにも好きとキスで伝えるたび好きになる3883 好きだって何度告げても言い足りない吐き出すそばから溢れてしまう3882 溶け出した心が混ざり合っているキスして離れ見つめあうとき
2012.10.02 08:06201209273881 最寄り駅近付いたから誰でもないわたしは誰かのものに戻るね3880 この次はたぶんなんにもないふたり大人でいるって少しくるしい3879 じゃあまたと触れた右手に次にまた触れる日なんてこないのだろう3878 動けないままで想いを受け止める何杯目かのおかわりのあと3877 やわらかな遠慮が心地良い秋の夜風みたいに抱きしめるひと