20121008

3901 ほしがってばかりの僕らたったひとつのてのひらにすら届かずに

3900 君の唇が奏でる音粒に耳と心を撫でられている

3899 足りないね足りないねって言い合って無力な言葉しかない僕ら

3898 やわらかに掠れた君の囁きでこんなに甘くなるわたしの名

3897 毎夜ごと深く深くへあたたかな底なし沼のきみに落ちてく

KohagiUta

Kohagi Chihara|tanka & design|

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