2012.05.31 07:58201205293494 消えるのも近付き過ぎるのも違う気がしてここで動けずに夏3493 友達でいられる距離を模索する君の幸せばかりを想う3492 もうほんと封印したい話すたび憂鬱になる人への笑顔3491 かさついた心をまるくするためにホットケーキを焼いてはいるけど3490 白すぎるあなたはあなたらしくそのまま生きていて 触れないでいて3489 「好きなのは間違いないよ」「それは恋?」「本物?」「誰を?」脳内会議3488 どこかしらおかしくなった気がしてる噛み合わぬまま廻る歯車
2012.05.31 07:56201205283487 完璧な距離感見つけたらこんな迷いも揺れも消えるのだろう3486 ざわざわと胸静まらず日常を片手に笑う顔だけ笑う3485 同じ分量のこころはもらえずに両想いに居てまだ片想い3484 好きなとき好きなところへ飛んでいけないそれもまた選んだことだ3483 心ごと攫って目隠ししていてよ他の個体など見るなと抱いて3482 圧倒的甘さで攫ってくれないか心かけらも残らぬように3481 ゆれているゆれているんだと叫びたくなる夜ほしいのは誰なのか
2012.05.31 07:53201205273480 摘み取った紫陽花が部屋で枯れてゆく それも幸せだと知っている ☆3479 ゆれている僕をまるごと受け止めて痛がる顔が一等綺麗3478 ゆらゆらと回転木馬はまた君を見知らぬ景色に溶かしてしまう-----------------------------------------------------------☆印は他の方への返歌として詠んだ歌です。
2012.05.31 07:52201205253477 色を変え淡くなっても咲いているしあわせはたぶんそんなものだね ☆3476 好きになったら遠慮ばかりしていたね「好き」と告げることさえこわくなる3475 「また遠慮してるでしょ」ってよく君に言われた全部見通されてた3474 想われていないと思う臆病な恋は空気をマイナスにする ☆3473 ほんとうは恋などしていないのでしょう わたしでなくても良い人と居る3472 気遣いや遠慮や優しさだと言って君の淡白を肯定してる3471 声が聞きたいっていつもわたしからしか言わないね もう言わないね3470 今回の穴は思ったより深いコンクリで埋めてしまおか心3469 いつか愛みたいな日々に思い出す震える紫陽花だったこの恋 ☆3468 しっかりと根を張る恋のうつく...
2012.05.31 07:49201205243464 空っぽになって気づいたまだ恋を終わらせられず生きていたとか3463 強がりの仮面は夜に砕け散る 朝にはまた強がるため眠る3462 ねぇそんな強くないから聞きたくない 君じゃない人から君のこと3461 こんなにも小さなことで砕けてくわたしを笑い飛ばしてほしい3460 しあわせになってほしいよ手伝いもするけどほんとは不本意ですよ3459 ぽっかりと空いたこころを埋めるため洪水みたいな言葉がほしい
2012.05.31 07:48201205233458 意味なんて無いかもしれない君の僅かな行動に眠れない夜3457 ひりひりと胸が痛んだ もう二度と「痛い」と言えない人を想って3456 あの頃を思い出してる「ほんもののすき」ってどんな感情だっけ3455 こんなにも気になっていてでもこれは過去に恋だったものの残滓3454 抱いてもいい人ならたくさんいるけれど抱きたい人がひとりもいない3453 無理矢理にしてしまえるけどしないのは愛だと説かれる真昼間のカフェ3452 やわらかなうたを奏でて漆黒のさなかの君はやさしく滲む3451 眠る前繋いだ手と手まだふたり離せないまま「おはよう」「おはよう」3450 こんなにも空洞化した心です風通しだけは良くて寒くて3449 かなしくてさみしい穴を埋めるため刹那の恋...
2012.05.31 07:46201205223447 香り立つ花は夏待ち開く花いまこの時を待っていたのと3446 誰ひとり邪魔しないでね明けてゆく白い波間にたゆたい眠る3445 きっと言うまでもないほどしあわせな君に逢うため笑顔をつくる3444 あの部屋に居た日が過去になってゆく 貴女にとってこれからの部屋3443 痕跡をひとつも残さなかったら心も残らなかったのかな3442 忘れ物ばかりしてきたあの部屋をいま膝を抱きひとり浮かべる3441 歯ブラシはちゃんと捨てたかな あの女(ひと)が入るあの部屋の心配をする
2012.05.31 07:38くるぶしお題:「くるぶし」 「慈しむ」 「色っぽい作品」 「気持ち」慈しむように優しくくるぶしにくちづける彼を少し呆れた気持ちで見下ろしていた。「ねぇ、何でそんなトコなの?」「…ん?ドコがいいの?」挑戦的な上目遣い。「べ、別に…」思わず目を逸らす。「…ほら、その顔」「…え?」「その顔が見られるからだよ」…いつもながら、卑怯な人だ。(2012.05.29)
2012.05.31 07:37車内にてお題:『昼の車内』 『ため息』真昼、駅前ロータリーに車を停め、次のひとことを待つ。ここで、さよならなのだ。静かな車内。何か言葉を発したら別れが一瞬でやってきそうで何も言えずにいた。「…ため息ばかりだね」「…え、ほんと?」「…わかるけど」噛み殺したような声。どうやら彼も同じ気持ちでいるらしい。(2012.05.27)
2012.05.31 07:36遠距離お題:「メール」、冷やかな作品を創作しましょう。補助要素は「遠い場所」です。 遠距離なんだから。触れ合って分かり合えることなんて年に数回あれば良い方。基本的にこの恋はメールで進行してゆく。なのに。最近言いたいことの3割も伝えられてない。書いては消して書いては消しての繰り返し。君を好きだと思うほど、メールはどんどん短く簡素に淡白になってゆく。(2012.05.27)
2012.05.31 07:35わがままお題:「嬉しそうに、両手を握り締める」 「わがまま」「ワガママ言ってもいいよ」お酒にまかせてそう言うと、彼は少し驚いた顔をして俯いた。そのまま私の両手をそっと握りしめる。口元だけが嬉しそうに緩む。「…ごめん、限界。俺ダメだ、全然余裕ない…」余裕ない、なんてズルい。そんな風に愛しさを見せつけられたら抗えるわけがない。(2012.05.26)