20120522

3447 香り立つ花は夏待ち開く花いまこの時を待っていたのと

3446 誰ひとり邪魔しないでね明けてゆく白い波間にたゆたい眠る

3445 きっと言うまでもないほどしあわせな君に逢うため笑顔をつくる

3444 あの部屋に居た日が過去になってゆく 貴女にとってこれからの部屋

3443 痕跡をひとつも残さなかったら心も残らなかったのかな

3442 忘れ物ばかりしてきたあの部屋をいま膝を抱きひとり浮かべる

3441 歯ブラシはちゃんと捨てたかな あの女(ひと)が入るあの部屋の心配をする

KohagiUta

Kohagi Chihara|tanka & design|

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