2012.02.22 01:55201202212704 真っ暗な空間に舞う高熱の月を映した生白い脚2703 はぁはぁと熱を逃がして潤む目のわたし今だけ仔犬みたいね2702 冷えピタを貼ったおでこでキスを待つ 猫だけが鳴く煩雑な部屋2701 今日もまた手放してゆく無精卵 青い水底沈む週末 074:無精2700 手遅れの赤すぎる林檎のような恋を冷蔵庫の隅に飾る 073:庫2699 ふたりでは狭すぎる路地裏にいて唇触れる言い訳にする 072:狭2698 籠のなか膝を抱えて空を見る魂は飛ぶ準備をしてる 071:籠2697 芸の無い女でゴメンこんなとき可愛く拗ねることもできない2696 女の子だけが持ち得る芸術的ライン駆使して君を待つ夜2695 芸術的うつくしさだと肌の上滑らせる指先まだ青く 070:芸--...