2014/8/12

6435 ぞんざいに愛される日を夢みつつ玻璃の瞳を閉じずに眠る
6434 丁寧に愛されるだけ衝動をぶつければ壊れる容れ物は
6433 いま触れるそのかたい指先よりも硬くて脆いわたしの頬は
6432 なにひとつ生み出すこともできないで肢体は熱を移されてゆく
6431 くちづけを受け取るたびにその熱を奪い去るだけ白磁の肌は
6430 生まれたてのふたりになるため剥いてゆく見慣れた黒の細身スラックス☆
6429 数学が苦手な大人になったから計算できないあなたへの距離☆

KohagiUta

Kohagi Chihara|tanka & design|

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