2013/11/18

5214 次きみの温度を感じられるのはいつだろう文字ばかりの恋に
5213 公園のバラの名前を読み上げて咲かないはずだったひとと歩く
5212 手を繋ぐことがこんなに特別であると知ってる青空のした
5211 赤い葉は速まる心臓のよう今きみを見上げて歩くわたしの
5210 されるまま引き寄せられて秋空に見守られつつ髪に受けるキス
5209 てのひらも指の長さもなにもかも違うね(触れたいのは同じだね)
5208 ひとつきりのカフェラテを分け合っている膝がふれあうふたりになって
5207 きょろきょろとわたしを探してくれるからもう少し振り向かないでいる
5206 ひとりきり待つ公園でこんなにも綺麗な秋は知らなかったよ
5205 一瞬のきみがほしくて会いに行く理由をたくさん後付けにして

KohagiUta

Kohagi Chihara|tanka & design|

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