20120512

3333 耳許で鳴いてと囁いた君に水面あふれる溺れていてね

3332 花ひらく音がこぼれる くちびるに君の名前を刻むはつ夏

3331 本心を言えない日々にハチミツの雨をかぶって呼吸困難

3330 春の日の霞んだ空気に似た恋をしている(これが恋かは知らん)

3329 天井のラインぼやけてひとり寝の午後 好きなんだなぁと呟く

3328 流星のスピードで君に落ちてゆく燃え尽きるまで離れられない

3327 繋ぐ手に芽吹きの予感おひさまの言葉を浴びてさぁ花ひらけ

KohagiUta

Kohagi Chihara|tanka & design|

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