0869 はにかんだ君の笑顔を閉じ込めて反芻している帰りの電車
0868 恋が始まるふりをしてふわふわと甘い空気で肺満たすだけ
0867 お互いに恋のふりしたときめきを交換し合う深夜のメール
0866 なぁやっぱもう無理なんや あんなにも重ねた君と心離れて
0865 ゆらゆらと湯船に映る照明はあの日君と見た同じオレンジ
0864 「ほんまはな、その手に触れたい」言えへんし無理矢理ポケット入れた手 ごめん
0863 吐く息の白さ理由に君の腕しがみついてた冬はまた来る
0862 席を立つ後に残った炭酸は甘過ぎた恋に似て飲み切れず
0861 ただひとり夜風吹かれつ歩く道この切なさよ君に届けと
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