ソーダ水

お題:「早朝のベッド」 「思い出す」 「ソーダ」

ギシ。ベッドが軋む音で目が覚める。仄白い空にまだ早朝だとわかる。
「起きた?ハイ、これ」
彼がソーダ水を差し出す。
「なんでソーダ…朝は珈琲とか…」
「夕べの残り」
そうか、昨夜はワインのソーダ割りを飲んで…そこまで思い出して慌ててシーツを被る。
見知らぬ彼が微笑んでいた。

KohagiUta

Kohagi Chihara|tanka & design|

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