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2014.02
2014.02.24 15:12
078:棚(こはぎ)
今だけはすべてを棚の上に置く何も持たないひとりとひとり
2014.02.24 15:12
077:聡(こはぎ)
聡明なあなたの理性を打ち崩しひと時きりの獣に変える
2014.02.24 15:11
076:ほのか(こはぎ)
甘すぎる水にほのかに色めいて帰るところを忘れたほたる
2014.02.24 15:10
075:盆(こはぎ)
覆水は盆に帰らずびしょ濡れの恋の水面に飛び込んでみる
2014.02.24 15:10
074:焼(こはぎ)
じゅうじゅうと派手に焼餅を焦げつかせうまく大人になんてなれない
2014.02.24 15:09
073:谷(こはぎ)
谷間など存在しない丘陵を愛おしそうに撫でる手のひら
2014.02.24 15:08
072:銘(こはぎ)
出張のたびに銘菓を買う人と小さな部屋で分け合う甘さ
2014.02.24 09:48
071:側(こはぎ)
目を逸らしたら負けだからひたすらに側で見ているきみに吹く風
2014.02.24 09:41
070:しっとり(こはぎ)
そんなにも満足そうに微笑むのしっとり濡れた中指をして
2014.02.24 09:27
069:排(こはぎ)
排他的恋でも今はよしとする何ひとつ捨てられない背中
2014.02.24 09:06
068:沼(こはぎ)
深淵の沼にずぶりと踏み入れたあなたを帰さなくていいですか
2014.02.24 08:43
067:手帳(こはぎ)
きみといた唯一の証としての手帳に散らばる無意味なマーク