2013.07.26 05:072013/7/234817 いつからかあなた自身であるような空の写真を待つ夕間暮れ☆4816 気兼ねなく名前を呼んでほしいから元気なふりは得意になった4815 何もかも足りない気がするきみだけがいない深夜のタイムラインは4814 熱い手に包まれている息を飲むほどに指先からきみに染む☆
2013.07.26 05:072013/7/224813 夕焼けに輪郭線はかがやいて届かないものばかり綺麗で☆4812 住んでいるところも過去も何ひとつ混ざり合わないきみがいますき☆4811 何もかもすべて知られているひとに撫でられるためだけの休日☆
2013.07.26 05:062013/7/214810 一緒にはいられないひととする恋の足元ばかりゆらぐ日々です4809 わたしごと受け取る覚悟もできないで気軽に好きだなんて弱虫4808 振り向かせたいなら名前を呼んでみて振り向いてって呼び掛けてみて4807 どうしてか選ばれたからきみにだけ出来る限りでかわいくいます☆4806 うまく手を離せないから攫われてしまえばいいよ愛しているよ
2013.07.26 05:062013/7/204805 ただ好きだなんて叫びたくなる夜があると知ってた 知識としては4804 こんなにもやさしいひとと片隅の小さな世界中叫びたい4803 手に触れるよりくちびるが先だった間違いみたいな始まりだった4802 赤い塔滲んでひかる手にさえも触れないあれが始まりの夜4801 理由ならひとつも映らないけれど鏡のなかにあなたのわたし☆
2013.07.26 05:062013/7/194800 ぴかぴかのシンクの底でうずくまる失うたびにきれいになるの☆4799 息継ぎもできないままで痺れゆく脚に水音絡ませている☆4798 すこしだけ離れてみるのきみだけで爪の先まで満たさぬように4797 無理ばかりさせているかも離れたい理由はいつもちいさなかけら4796 向き合って隣に並び背を合わせいつかは歩き出してしまうね4795 ほんとうのことはひとことすら言えず立ち止まらない秒針のおと4794 あまりにもしずかな夜に零れだす温度差 声が声がききたい
2013.07.26 05:062013/7/184793 見つかりはしないと思う奥底に仕舞いこみ取り出せない恋は☆4792 きみだけで一杯にしてほしいからやわくわたしの裏側で抱く☆4791 名前まで愛おしいから無意識に書ける漢字が四文字減った☆4790 正当化しているけれど正当化しないとできない恋しか知らない4789 手のひらを抱いて束の間目を閉じてやさしい嘘にまみれた午睡4788 きたないと思ったものが痛いほどうつくしいのだ大人になって4787 おそらくは遠く感じているだろう止まったままの僕を知らずに4786 ものすごく遠く映ったあの頃のドラマのなかの大人の恋は
2013.07.26 05:052013/7/174785 草臥れた踵を見てる背伸びして得たものなんてすぐにこぼれる☆4784 感情を弄ぶひとの指先がつむぐ世界の置物の僕☆4783 あ、あれが陽炎だねと上げた手の指先そめる夏と片恋☆4782 必要のない執着が花開きやわらかな日常に蔓延る4781 譲られてばかりいるかも振り向けば笑っているねいつもそうだね☆4780 勝ち負けで量れる愛もあるはずで残りひとつのいちごを見てる☆4779 口癖と言われるほどに繰り返し繰り返し吐く遠い人の名☆
2013.07.26 05:052013/7/164778 誰彼と構わず抱いてしまうのはあの子のせいと知って抱かれた☆4777 くちびるを弄ばれて息継ぎも許されぬままふたり深海☆4776 平気だと強がらせてよ手を離すときも優しいばかりだきみは☆
2013.07.16 04:222013/7/154775 いま夏の風になる窓辺にかけた鈴を揺らすね気づいてほしい☆4774 生きている熱を背中に預けられ欠伸を交わし合う朝8時☆4773 ありがとう、ありがとうって言い合ってふたりの二年目がひらく朝
2013.07.16 04:222013/7/134771 くすぶった過去に静かに滲みてゆくきみが並べる文字の色彩4770 笑ってるけれど嬉しいはずだけどどうして聞こえてくるの雨音4769 きみからのメールで眠れなくなった賠償請求「好きだと言って」4768 大切にされているとかいないとかどうでもいいよ使えばいいよ4767 そのための要員であると自覚して少し高めに鳴いてみせてる4766 沸き立った想いに鍵を掛け損ねきみの指先ばかりが浮かぶ☆4765 あてどなく続くふたりのひめくりを丸めて捨てるだけの日々です☆4764 みっともないところばかりを見せているわたしがわたしでいるためうたう4763 ひらひらと閃く重い空のした心変わりを問えず俯く☆