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2012.02
2012.02.06 06:59
018:希（こはぎ）
何一つ希望なんて見えないでいる佇むふたりに横たわる距離
2012.02.06 06:58
017:従（こはぎ）
残された足音響く従順なだけでいられぬわたしを責めて
2012.02.06 06:57
016:力（こはぎ）
土砂降りの心に幕を引くように力尽く攫う君の唇
2012.02.03 03:20
015:図書（こはぎ）
図書カード差し出す君の白い手を糧とする二週間の始まり
2012.02.03 03:19
014:偉（こはぎ）
わたしただ一人の前で偉人たる君の硝子の栄光を聞く
2012.02.03 03:18
013:逆（こはぎ）
言葉では逆さまばかり伝わって天邪鬼では足りないわたし
2012.02.03 03:17
012:眉（こはぎ）
どうせ似合わないと拗ねるふりをした君の珍しく整った眉
2012.02.03 03:17
011:揃（こはぎ）
お揃いの雑貨手に取りまた戻し別々になる日ばかり思う
2012.02.03 03:16
010:カード（こはぎ）
見えぬよう揃えたカードひとつずつ明かしていこう君崩すため
2012.02.03 03:15
009:程（こはぎ）
甘すぎず苦すぎず淡白すぎず程良い恋を探してひとり
2012.02.03 03:14
008:深（こはぎ）
奥深く触れたあの日が幻のよう すれ違いすら無いふたり
2012.02.03 03:13
007:驚（こはぎ）
驚きをまた飲み込んだ何も無いふりばかりうまくなる君の横