2016/2/29

8706 100:扉/憂鬱の冬にくすんだ僕たちをやり直すため扉をひらく
8705 099:品/本日の不機嫌をやり過ごすため色鮮やかな一品を足す
8704 098:覆/透明な春の気配に覆われてしずかに洗われてゆく視界
8703 097:停/停車駅だったわたしを通過して赤の他人に戻りゆくひと
8702 096:樽/金色のシロップ樽の日常に漬けられてもう歩き出せない

KohagiUta

Kohagi Chihara|tanka & design|

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