2016/2/11

8627 もう一度一から好きになってみる寝癖だらけの後ろ姿も
8626 032:村/この村にひとつしかない雑貨屋の前のベンチで見上げる緑
8625 031:防/どうしても防ぎようのない波でした青く心を染め上げられて
8624 030:失恋/白日に損傷として届けます失恋休暇を許可願います
8623 029:公/公園の青いベンチは空じゃなく深海 沈みこむわたしには
8622 028:脈/脈絡もない恋でした唐突に火花が散って始まるような
8621 027:どうして/薄墨に沈みこむ街 好きなんてどうして言ってしまったんだろう
8620 026:向/薄紫色のカーテンゆれている息もできずに向かいあう部屋
8619 025:膨/風化したことばを選ぶ空っぽの心が淡く膨らむように

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