2015/12/24

8453 声すらも聴けないことが日常で今年のイヴも日常だった
8452 駅前のトナカイの角の電飾に君への星を引っ掛けておく
8451 きらきらとやたら綺麗に見えるからあなたと街を歩くのは嫌
8450 しあわせな人の吐き出すしあわせで膨らむ街を切る観覧車
8449 逢える日のことを話して逢えないでいるこの夜に星を降らせる
8448 あしたには一歩離れた距離感でおはよう(いつかいなくなるひと)
8447 おやすみをもう言わないと決めてみる一歩離れてゆけると思う
8446 そうなにも生み出さないで消えるだけ絡まる糸をほどいてゆけば
8445 干上がっているような絞られるようなこれが痛みというものですか
8444 ほんとうをもう取り出せなくなっていてどうしたのとか訊かれましても

KohagiUta

Kohagi Chihara|tanka & design|

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