2015/1/17

7202 雪はまだ降ってるみたい肩に触れる理由をくれる一本の傘
7201 外は雪 きみを素足で待つことを少し叱ってくれたっていい
7200 おそらくは呪いの類い文字列のひとつひとつが気になっている
7199 会いたいと言えたら少し軽くなる飛び立つ羽が生まれる背骨
7198 ぎざぎざのこころをまるくするためにミルクたっぷりカフェオレの刑
7197 公園のさくらはきっと冬木立あの日のベンチできみを待ちたい
7196 気怠げな雪の午後です肩を寄せてカフェラテを飲むためだけに会う
7195 嫉妬なら小さくしてるあのひとがあなたを呼ぶときのその音に
7194 てのひらは上向きにするふれるとき指とこころを受け止めるため☆
7193 ふたりなら笑うばかりで鈍色の雫は独りの夜にのみ降る☆
7192 「いつだって隣で手を握っているね」文字にするのはできないことだ
7191 取り出して見せてあげたいヤキモチを妬くあなたしか居ないこころを
7190 くちびるを寄せてもきっと怒らずにすべてわたしのせいにするひと
7189 腕を取られ歩けばあなたにかなしみを渡さずに済む答えをさがす
7188 言えないでいることばかり降り積もり正しい笑顔さえ埋めてゆく
7187 だいじょうぶ笑顔のままでいられますたまに背中を向けていいなら
7186 立ち位置としては正解だったはずひとり電車に駆け込むことは

KohagiUta

Kohagi Chihara|tanka & design|

0コメント

  • 1000 / 1000