2014/12/28

7080 わたしなら独りでもいい普通ではない距離感を忘れるために
7079 契約は忘れてもいいどこまでも自由にすれ違っていていい
7078 ほかの子を舐めとるくちでキスを請うきみを赦して降る冬銀河
7077 足跡のない雪原のよう独り愛などないと呟きながら
7076 その指で触れるのですか弾力を失くした肌を比べるように
7075 思考から消してしまえば波のない心は冬のしずかな枯野
7074 嘘が下手だからすべてを打ち明けたのちに旅立つひとを見送る

KohagiUta

Kohagi Chihara|tanka & design|

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