6667 どんぐりを拾い集めて正確に真上に投げてセルフおしおき
6666 なんのためかと言われたら泣くための甘めに焼いたパウンドケーキ
6665 秋のなか配達人は走り去りシナモンスティック浸す夕暮れ
6664 待ち人か旅に出るのか夕ぐれのバス停ベンチにおひとりのクマ
6663 仕方なく眠るしかないほたほたと痛みが目から溢れてしまう
6662 心臓に引っ掻き傷をつくらないために瞼を無理やり降ろす
6661 睨み顔だけど不機嫌なわけじゃない晴れの日撮った写真はいつも
6660 虹彩がきれいと言ってくれたから好きになりそうまぶしい駅も
6659 立ち入れば立ち入るほどに繁る葉で声も姿も見えない初秋
6658 忘却のあさ目覚めれば何ひとつ持たないただのわたしで生きる
6657 おはようのひとことも言えないひとがまた遠のいて深まる九月
6656 こじらせてばかり枕の硬さまで刃向かう午前四時の覚醒
6655 謝ってほしいんじゃない嫌な人になるあなたといるだけでわたし
6666 なんのためかと言われたら泣くための甘めに焼いたパウンドケーキ
6665 秋のなか配達人は走り去りシナモンスティック浸す夕暮れ
6664 待ち人か旅に出るのか夕ぐれのバス停ベンチにおひとりのクマ
6663 仕方なく眠るしかないほたほたと痛みが目から溢れてしまう
6662 心臓に引っ掻き傷をつくらないために瞼を無理やり降ろす
6661 睨み顔だけど不機嫌なわけじゃない晴れの日撮った写真はいつも
6660 虹彩がきれいと言ってくれたから好きになりそうまぶしい駅も
6659 立ち入れば立ち入るほどに繁る葉で声も姿も見えない初秋
6658 忘却のあさ目覚めれば何ひとつ持たないただのわたしで生きる
6657 おはようのひとことも言えないひとがまた遠のいて深まる九月
6656 こじらせてばかり枕の硬さまで刃向かう午前四時の覚醒
6655 謝ってほしいんじゃない嫌な人になるあなたといるだけでわたし
0コメント