2014/7/22

6309 理由ならわからないけどわかってる足りない月に悪態をつく
6308 灰色のビルさえひかるあざやかに駆け寄るきみを待つ十五分
6307 りんご飴ひとつ買いたいひとりでは食べきれないと言わせてほしい
6306 この夏が終わりの音を響かせて降り積むやっと触れたゆびさき
6305 ひとつだけどうしてもほしい手のひらがあるから今日も笑顔でいます
6304 もう夏の色ですね空 会えないでいる間に熱を忘れてしまう
6303 離すたびやわらかな目に捉らわれてあと何度つづくのくちづけは

KohagiUta

Kohagi Chihara|tanka & design|

0コメント

  • 1000 / 1000