2014/4/3

5796 やわらかに繋ぐゆびさき花みっつならべて眠れおやすみのキス☆
5795 汚されているのではなく汚しあう今も昔も溺れる花は☆
5794 いつも白レースのあなたに合うように下着はさくら色なの今も☆
5793 あの頃と何も変わらないわたしたちかすかに触れるこの距離感も☆
5792 一生に一度でもいい満開のさくらの下をきみとゆく夢
5791 ゆびとゆび繋いで歩く春の夜さくらこのままさくらこのまま
5790 爪の先まで黒く透け春を呼ぶ30デニールきみに会うとき
5789 誰も彼もなにかを抱いて生きている春の医院に並んだくしゃみ
5788 一時間待ちと言われてソファに降るひかりの眩しすぎる待合
5787 リトルレディ宝石箱ね道端の小花を牛乳パックにつめて
5786 来たよって言ったらどんな顔をするだろう困ったあなたも見たい
5785 見たことのない街の春が届くから会いに行きたくなるばかりです
5784 おふとんの中にも春は満ちてゆきほわほわほわわ踊りはじめる
5783 霧のなかやっと届いた手のひらのぬくもりが消えない春がくる
5782 手放した瞬間わかることもありあぁいま胸に真空の闇
5781 何もかもすべてが違う僕たちは惹かれ合うため対峙している
5780 おそろいの月が見たいの追いかけてつかまえてあの思い出の地で
5779 不本意な顔をしないで憎しみの執着はもう愛の欠片だ
5778 お互いにちゃんと大人になれたから微笑むだけね再会の駅

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