20130523

4499 空っぽにして待っている きみだけで溢れるくらいキスを注いで

4498 強く引き寄せくちづける動けずにただ果ててゆく屈辱あげる

4497 驚いた顔が見たくてくちびるを塞ぐ「おはよう」の「お」の瞬間に

4496 息継ぎをするため離れる別々の個体こんなにかたい境界

4495 やわらかな温度がほしい呼吸するあなたにいちばん近づく場所で

4494 外気温27度がこんなにも寒いあなたを手放した午後(次:手放した

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☆印は他の方への返歌として詠んだ歌です。

KohagiUta

Kohagi Chihara|tanka & design|

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