20120604

3532　しみてゆく優しさ甘さちょびっとの意地悪そんな君ごとぜんぶ

3531　傷だらけだから赦せることもあるふたりに夏の陽はやわく降る

3530　甘く甘く重ねづけした恋薬も効かないまた傷つきにいく君

3529　あまりにも近づきすぎた話すたび迷子のように失せる焦点

3528　いつまでも君だけを見ていられない素直にゆれている風見鶏

3527　攫われてしまおうかしら待っていてほしいだなんて言われてないし

3526　安心をしてればいいよ こうやって心は離れていくの、知らない

3525　何事もなかったように来るメール 待ってたなんて書くわけがない

3524　引き寄せて髪にくちづけされた夜 恋を信じてみればよかった

3523　ねぇメール…メールどうして、メールまだ？……言わないけれど、言わないだけだ。

3522　全員が一方通行矢印でひとりの夜はそれなりに闇

3521　今日もまた頭がいたい何もかもうまくいかないようにできてる