20120510

3316 掠れている声を喉から絞り出し些細な嘘をまた赦してく

3315 好きやとか言うたら負けやと思ってる天邪鬼さは猫ゆずりやし

3314 満開の笑顔で待とう雨粒もはじく正しい傘でいるため

3313 慣れてへん言葉真似して「好きや」とか言わんでももう知ってるわアホ

3312 煌めいた夏になるはずもう一度君に触れるため交わす約束

3311 とめどなく頬を零れる流星のひとつぶに紛れてた本心

3310 ただいまと言いたい人のいる日々が愛しい 夏に向かうつまさき

3309 星の夜うたは溢れる君の目の奥で煌めく想い見つけて

3308 入り口で戸惑っている目の前の恋はあまりにやさしく香る

KohagiUta

Kohagi Chihara|tanka & design|

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