20120505

3267　勘違いしてしまいたい強引に連れ去るくらいでちょうど良いひと

3266　触れている頬から伝わる熱はまだ知らないことばかりとゆれてる

3265　綿密な予習と復習を重ねて男になってゆく膝こぞう　＊

3264　それぞれの身に満月を隠しつつあと数センチが月より遠い　★

3263　少しなら無理矢理でもいい満月の力も借りて今触れてみて　★

3262　背負うものばかりあるのねひとつだけおろせる場所になってあげるね　＊

3261　ことばさえ紡げなくなる「すき」以外なにも言いたいことなんてない

3260　カタコトで交わしたことば知らぬ間に色づく恋を月に気付かれ　★

3259　その意味を知っていながら「月が綺麗ですね」だなんてズルい愛しい　★

3258　鮮やかな色を重ねて嘘ばかり選んだ過去を終わらせてゆく　（折り句あいうえお）

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★印は「#月詠み75」という企画で詠んだ歌です。
　「月」をテーマにして詠むというものです。
＊印は「男」をテーマに詠みました。