20120227

2766 薄ぺらな言葉はミルクに張った膜 痛みばかりを与える甘さ

2765 思いやる心はないの何度でも黒い扉を開いたあなた

2764 今晩も月は下弦だチェシャ猫は独り楽しげに夜空で嗤う

2763 すきだからすきでもすきだすきなのに 堂々巡りでまた見えぬ解

2762 どこに身を置いてもやはり遠い気がしてる離れる練習をする

2761 さようならここでわたしは変わりなく雑踏として生きていくから

2760 距離だとか限界だとか何となく見えた気がしてわたしを消した

KohagiUta

Kohagi Chihara|tanka & design|

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