20120202

2592　言葉では逆さまばかり伝わって天邪鬼では足りないわたし　013:逆

2591　どうせ似合わないと拗ねるふりをした君の珍しく整った眉　012:眉

2590　お揃いの雑貨手に取りまた戻し別々になる日ばかり思う　011:揃

2589　見えぬよう揃えたカードひとつずつ明かしていこう君崩すため　010:カード

2588　甘すぎず苦すぎず淡白すぎず程良い恋を探してひとり　009:程

2587　奥深く触れたあの日が幻のよう すれ違いすら無いふたり　008:深

2586　驚きをまた飲み込んだ何も無いふりばかりうまくなる君の横　007:驚

2585　過去なんて知らないけれど懐かしい 同じ時代を生きていたきみ　006:時代

2584　点と点結べば見えてくる君の心変わりを塗り潰す冬　005:点

2583　果てるとも果てるともまた湧き上がるぬるま湯の恋にたゆたう真昼　004:果

2582　桜散るあの日指先にすら触れぬ綺麗なままのふたり追憶　003:散

2581　隣り合う言葉と言葉こんなにも近しい君の遠すぎる指　002:隣

2580　ゆらとさえ動かぬ今を種として埋める花咲く日を夢に見て　001:今

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題詠blog2012に参加して詠んだ歌です。