20111228

2454　ベクトルの向きが変わったあとだから届かぬ言葉垂れ流してる

2453　見えてこないふたりの関係 始まってしまったあとはただただ静か

2452　羽ばたきの白を捉えて詰め込んだ この身の黒を中和したくて

2451　蠍にはなれそうもない 身勝手で黒くくすんだあの星が僕

2450　幸せを願う本心を傘にして内側で涙の雨よ降れ

2449　後押しはしなくてもいい？ 嘘ばかり並べることに疲れてきたし

2448　受け入れるひとと飛び込むひとがいて止める権利のないひともいて

2447　一瞬でたぶん近付いてしまうだろう あの頃のわたしと同じように

2446　一歩ずつ近付くふたりをただじっと見ている 何の罰なんだろう

2445　無力さを噛みしめている冬の日にカップの底の苦味で泣こう

2444　幸せにできるはずだった何一つあげられないと知らず恋した

2443　解放をしてあげるから今度こそ正しい恋をと押し付けるエゴ

2442　振りほどく時がきたかもいつまでも見えないように繋いでた指

2441　赦されるためにほりこむシュークリームの甘さ あぁ救われてゆく

2440　ひっそりと月に照らされ夜を行くそんなわたしでいればよかった　☆

2439　真っ白でいたいと思う真っ黒なわたしの髪に溶ける雪花

2438　何もかも眠る真夜中わたしだけ眠れず歌う声もたてずに　☆

2437　アルコール流した喉が君の名を呼ばず眠れる魔法をかけて

2436　しんどさを抱えているなら歌ってよ君の言葉が好きなんだって

2435　気付いてるけれど言わないひとことがオトナの恋というものですか

2334　また君を不機嫌にした言葉とはいつも裏側ばかり伝わる

2433　好き放題暴れてみたい夜もありブレーキランプも見えないふりで

2432　いつだって失敗してる君のため君のためとかもうやめようか

2431　消えたいと思える夜がまたやってきたので変わる準備をしよう

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☆印は他の方への返歌として詠んだ歌です。