20111203

2313　世界中探してみても君と溶け合うミライだけ見つけられずに　☆

2312　骨までも染める恋情抱く身に纏う白衣の潔癖な嘘
　お題：『骨 』と『白衣 』の二つともを題として25分以内に歌をつくりましょう

2311　甘すぎる言葉のシャワー掬っては君へと返す溺れたふりで　☆

2310　残されてしまったような淋しさを浮かべて啜る熱いミルクティ

2309　奥底にとろけて眠る甘すぎた恋 飽きたはずなのに疼いて　☆

2308　朝の陽に晒した素顔気まずくてキスするふりで奪った眼鏡　☆

2307　指先で触れたと言う君ほんとうのことは秘密にしておく遊び　☆

2306　甘すぎるくらいがちょうどいいでしょう いつか必ず飽きる恋だし　☆

2305　カーテンに守られたいま小さくて澱んだ世界にふたり溺れる　☆

2304　夜を越え迎えた朝は君だけに見せる油断した眼鏡のわたし

2303　厚いカーテンの向こうはもう真昼 微睡み絡み終わらない夜

2302　起こさぬようそっと布団に戻る君 思わず「クスリ」…あ、気付かれた

2301　風邪ひきの君の唇にそっと触れお揃いだとか笑ってみたい

2300　すぐそばに居る錯覚をして欲しい爪先までも届けたい写メ

2299　「だいすき」を何度も何度も文字にしてカケラ程度も伝えきれない

2298　眠る前出したメールの返信をぼんやりと待つ月曜の駅

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☆印は他の方への返歌として詠んだ歌です。