20111115

2225 身投げしたレタスの死骸眺めては生きる儚さ噛み締めてみる

2224 いつまでも晴れない心おそらくは幸せに慣れ過ぎた代償

2223 幸せですかと問う人さあどうぞ訊いてよ「はい」と答えてあげる

2222 どうにでも生きてはいけるけど今が多分一番しあわせだろう

2221 カフェの窓映る曇天 頬杖をついたわたしとシンクロしてる

2220 位置情報サービスというおせっかい どこにも居ない僕になりたい

2219 知らぬ間に置き去りにした正さはじわじわ僕を蝕んでゆく

2218 健全が似合う朝でした青すぎる視界に眩む脆い足元

2217 「髪の短い男は嫌いです」と断ち切るための大きめの嘘

2216 儚いと知ってはいても奥深く触れたいと言う傷だらけの手

KohagiUta

Kohagi Chihara|tanka & design|

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