20111019

2137 あんなにも馴染んだ景色もう跳ねもしない心音聞きつつ歩く

2136 やわらかな光を漏らし漆黒を誰かの元へ飛ぶ鉄の箱 ☆

2135 疲れとか憤りとか恋だとかすべてを詰めてゆく鉄の箱

2134 一瞬で通過してしまう君の住む街はこんなに遠くて遠い

2133 この冬は省電力でいくつもり無駄に心も揺らさずにエコ

2132 エネルギー維新が必要 君に替わる新たな資源を模索する日々

2131 蓄電はできないらしい一日に一度は欲しい君の手のひら

2130 おおごとを企むような背なをしてキッチンを去る猫 深夜二時

KohagiUta

Kohagi Chihara|tanka & design|

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