20110422

1745 色褪せて見えるのは雨のせいにしておこう水面(みなも)を埋める花びら

1744 あの春と変わってしまったいまを抱き雨に流れる花びら、ひとり

1743 ふたりただ離れて歩く眼に同じ桜は映る ふふふ、と笑う

1742 桜色した春の日に触れられぬ指先すらも愛しい記憶

KohagiUta

Kohagi Chihara|tanka & design|

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