20110408

1721 春色の頬に触れたくてさり気無く背伸びしてみる距離3センチ

1720 こんなにも眩しい春だ桜とか菜の花だとか終わる恋とか

1719 君の背を見送ることも出来ぬまま不意に転がる真白な終わり

1718 空っぽにした脳味噌で溢れ出る恋でも詠みたい夕暮れひとり

1717 どれどれと携帯の画面見せ合ったあの距離にだけ戻れない君

1716 春空の白からひとつまたひとつ雫型した恋心落つ ★(001:春)

1715 あまりにも馴染み過ぎてる君以外味わうことを拒絶する舌

1714 完全か不完全かと問われればただ最愛であったあの日々

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★印のある歌は、題詠blog2010のお題に沿って詠んだものです。

KohagiUta

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