20110222

1576 本能のままに紡いでゆくリズムふたり奏でる密な音階 ☆

1575 路地裏で色も付けずに咲く花は君に摘まれて紅色に染む

1574 摘む花の色は移らず君はまだ白き頬して来る春を待つ ★

1573 虚ろなる溜息ほぅと早春に溶けて混ざった「会いたい」の音 ★

1572 虚構だとしても構わない全力で食べて眠って息をするいま

1571 孤独とか嫉妬も君ごと飲み込んで今は私に閉じ込めておく ☆

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★印のある歌は、題詠blog2011のお題に沿って詠んだものです。
☆印は他の方への返歌として詠んだ歌です。

KohagiUta

Kohagi Chihara|tanka & design|

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