20110206

1439 ひと雫ひと雫また溜まりゆくさよなら溢れて泣き出した空


1438 日常を切り取り色をつけていく君の絵筆はこいいろに染む

1437 真っ直ぐな瞳で恋を語る君 甘いだけなら手は伸ばさない

1436 細やかに気遣う君にわがままを言って欲しいとわがままな僕

1435 淡々と語るひとことにほぐされた心こんなに柔らかなひと

1434 大輪の花束咲いた微笑みで頑なな恋は君に解かれ

1433 艶やかなあなたの声で癒されてとろける耳に恋は降り積む


1432 さよならを胸に塗りつけ焼いてみる 焦げ付く前に声を聞かせて

1431 ダメだとはわかっていても何度でもかさぶた剥がす恋 …また疼く

1430 ゼンマイを組み立て直す もう一度止まった恋を動かすために

1429 未来など無いと知りつつする恋に打算は無いの 身一つ欲しい

1428 豆粒のような誤解を散りばめて雪崩れてしまった恋掃き集め

1427 この脚は熱帯びた君の手のひらを待っていたのだと気付く真昼間

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1433~1438は、2/5~6に開催された「短歌クラスタ関西女史会」でお会いした方々を思って詠んだ歌です(*´ω`)
みなさんとても素敵な方ばかりで、短歌を通じてこんな素敵な出会いがあるとは想像もしていなかったので、とても嬉しく、本当に楽しかったです。
またお会いしたいなぁ(*´ω`)

KohagiUta

Kohagi Chihara|tanka & design|

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