20100917

0715 夕闇をゆうるりといく雲眺め君に恋した秋はまた来る
0714 夕闇にひとつ置かれた金星を眺めて君と歩きたい夜

0713 嘘つきな私を君は真実で包み溶かして消える境界

0712 今だけは君に幸せな嘘あげる 熱帯びた手は真実だけど

0711 平坦な僕の毎日に降り注ぐ君の言葉は豊穣の雨

0710 明日はもう他人に戻っているような危うさの上ゆらめくふたり

0709 恋人のふりしたふたり 真実は見えない いつかの終わりの日まで

0708 開けた窓からひんやりと流れくる秋の手触り頬撫でる朝

KohagiUta

Kohagi Chihara|tanka & design|

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