20100904

0584 涼風が頬を撫でゆく また秋の切なさに泣き溜息もつき
0583 ふと気付き「ごめん」と眼鏡を取る君のキスはいつもと違って熱く

0582 裏返った君の襟元に見え隠れしてる油断がただ嬉しくて

0581 君の目をじっと見つめて手を取って白いその指噛んでみるだけ

0580 消えかけた炎揺らいだ何度でも恋は始まる君の腕の中

0579 感情が平坦になる毎日を君のその腕で掻き回してよ

0578 寝転がり空(くう)を見つめて君の指夢想するだけ 残暑の朝に

KohagiUta

Kohagi Chihara|tanka & design|

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