【過去作:2】

ただ息をするように想うこの恋が正しくないと知ってはいました

君からの蜜のよに甘い言葉だけ脳で反芻して溶けてゆく

ひとことで僕の心を掻き乱し つかず離れず猫みたいなきみ

 「好きだとか言っていいか?」ときみが問う 噛み殺す恋の終わり間際に

さよならを言われてもなを君を追うこの手と心はポケットに封印

 忘れたくないきみの声入れたのに劣化していく記憶のテープ

KohagiUta

Kohagi Chihara|tanka & design|

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